いきなり映画の感想

「ゆれる」


はい、見てきました!
今日の朝思い立って。
しかしスカイビルにあるのはちょっと遠いよシネリーブル。


感想。
相当面白かったですよ。
2時間画面凝視しっぱなし。


香川照之がさすがにうまい。
このひと、台詞長いのちゃんとあるにもかかわらず、
目と表情で一番肝心なとこの演技をしてた。
(それでこそ役者ですが)
直視できないほどでしたよ。
さすがにうまいわ。うなった。


オダジョは、目をふせた顔と横顔が美しい。
ちょっとした表情がよい。
前までなんともおもわへんかったのに、
最近お気に入りなのよ。
あの微妙なとこがねー。


そしてなんと言っても監督の脚本ですね。
原作つきの邦画が最近多くて
(それって創作の世界においてはまずい風潮だよね)
悲しいのですが、これはオリジナル脚本。
それだけでも評価したいけど、
それでまた面白いとなると、ものすごい嬉しくなるわ。


しかもサブテキストは、太宰のあれか・・。
(その作品名を出したからといって、ネタバレには
ならないけど、まあ、一応出さないでおこう)
ほほう・・ついにっこりしちゃうわ。
なるほど。目のつけどころいいねえ。


次回作は、これは原作つきなんだけど、
漱石の「夢十夜」が原作だよ!
もうー目のつけどころいいじゃん!やっぱ。
絶対見に行きたい。


この映画、監督自身がノベライズ化してるんだけど、
パンフにかいてた文章読めば、
本も絶対面白いと予想がつく。
言葉のセンスよかったから。
普通ノベライズなんて読まないんだけどね。
買ってみようっと。


4年ぶりくらいに一人で映画館にいってまで
見たいと、直感でおもった映画が当たりでうれしかったよ。
こういうのにお金払うべきだね。
うん、よかった。


☆余談ですが・・
この映画のパンフは箱に入ってて、
テキストぎっしりの小冊子と
(字ばっかりのパンフ好き)
ポストカードより大判の写真が12枚セットになってます。
作りもきれいで、写真もきれいで満足なんですが
(普通の大判のパンフがあまり形として好きじゃない)

この写真・・・


風景と人物が交互に写ってる感じなんですが、
一番でかく写ってた顔が・・・


キム兄やんだったよ・・
(検事役ででてた)


オダジョもっとうつしたらええんちゃうの・・。


スタッフに薦められて見本見てた時、思わず口から
「・・・っ」てためらいの声が出ちゃったわ・・
(スタッフの人はそれ聞いて「うふっ」て言ってた。
私みたいな反応した人いっぱいいるんだろうな・・笑)


ちなみに他に写ってたの蟹江敬三ピエール瀧
伊武雅刀香川照之だよ・・。
お、おっさん勢ぞろい・・。
真木よう子もいたけどさあ。
見たい人は私までどうぞ(笑)


オススメの映画なんでみな見てみてね。
私のツボは「舌、出せよ」ですかね。
(見た人にはわかる・・このネタ・・)